2014年2月9日日曜日

ブログ名の由来と「サニーデイ・サービス」「24時」について

サニーデイ・サービスの楽曲「旅の手帖」をご存知だろうか。
このブログをやり始めてもう1年になるので今さらな話だが、当ブログのタイトルはその「旅の手帖」のワンフレーズから付けさせていただいた。

稲穂の波、金色の草原、紅葉の海…秋に聴きたい「サニーデイ・サービス」



サニーデイ・サービスのアコースティック時代末期に制作された名アルバム「サニーデイ・サービス」の最後から二曲目が件の「旅の手帖」である。
シングル曲「NOW」のPVにおける草原や、ピンク・フロイドの「原子心母」を彷彿とさせる牛と牧場がメインビジュアルになっている↑のアルバムジャケットの印象が強い。
列車の車窓から見える田園風景によく似合いそうな、牧歌的でのどかなサウンドが特徴だ。
「枯れ葉」や「雨」(夏が目の前を通りすぎた)などの曲名や歌詞が示すように、そのしっとりしたサウンドに触れると、ゆれる稲穂の波、黄金の草原、ロープウェイ眼下に広がる紅葉の海……などの秋の情景がまぶたに浮かんでくる。
秋の旅行に持って行きたい、そんな一枚だ。
 




眠れぬ熱帯夜、西日のきつい午後、涼しくなった夜…「24時」は真夏に聴け



5thアルバム「24時」では一転して乾いた都会を思わせる、重苦しくノイジーな作風に。
曽我部恵一の故郷・香川県内にある数々の讃岐うどん屋をメンバー三人が巡り、ただ黙々と軒先でうどんを食べまくるPVがシュールかつインパクト大なシングル曲「今日を生きよう」や、軽やかでメロディアスな「カーニバルの灯」、壮大で感動的な展開を見せる「4月18日のブルース」、真夏のリリースではあるが、 透き通るようなサウンドが真冬の雪景色にもよく似合うエンディング曲「24時のブルース」などが私の一推しだ。

ひたすらに暑苦しい「さよなら!街の恋人たち」「ぼくは死ぬのさ」、ぐっとすごしやすくなった爽やかな夏の夜を思わせる「シルバー・スター」「月光荘」などの曲目を考慮に入れると、やはりこちらは真夏に持ってこいの一枚といえるだろう。


※なおベースの田中貴氏(愛媛県今治市出身)は讃岐うどんよりラーメンを愛している模様
ラーメンを愛するミュージシャンに聞く~サニーデイ・サービス 田中貴~|ラーメンバンク

※なお私の一推し麺バーは伊勢崎の「らーめん いまるや」です。
ラーメン激戦区・伊勢崎「いまるや」の塩らーめんは群馬一位!異論は認めない



どこからどう見ても春聴くべきアルバム。
ジャケット写真のスポットは千鳥ヶ淵。アートワークはおなじみの小田島等氏。
「東京」ジャケ写ポイントを探して。


以下、「旅の手帖」の歌詞を一部抜粋する。

旅の手帖にきみの名前も書き込んでポケットに忍ばせる
いつかはきっと知らない場所で きみのこと思い出すだろう
(中略)
旅の日はいつもそんなものだろう 簡単な色のように
そして陽の当たる丘の木陰では今日もぼんやりと夢を見るだれかが


このブログは、根無し草のような私の「旅の手帖」のようなものだ。
いつか知らない土地に引っ越したときに、つらくてさびしくて、昔を懐かしまないとしのげない、そんなときが来るかもしれない。
いったいあのときの自分はどこにいて、何をして、何を思ったか、それを思い出す必要がある。
そのための「旅の手帖」だ。

しかし。
あいにく手帖に記したい「きみ」の名前は無い。
曽我部恵一は別の曲で「コーヒーと恋愛がともにあればいい」と歌ったが、今の私はコーヒーオンリーで事足りている。
とても残念なお話なのだが、それはまた別の話だ。


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