2015年11月14日土曜日

単純な理由なんてないんだたぶん

今朝目が覚めてTwitterのTLを見ると、サッカーの試合中にバックで得体の知れない爆発音が鳴り響く不穏な動画が流れてきた。


フランスで起きたテロ事件を知らせるものだ。
時間を追うごとにニュースで伝える死者数が膨れ上がっていく。

そういえば今フィギュアスケートのグランプリシリーズってたしかフランスらへんでやってなかったっけ?(エリック・ボンパール杯のこと)と思って調べたら、開催地のボルドーはパリと離れているから近々で問題は起こっていないという。
ただ数分前から中止らしき雰囲気になってきた様子だ。


さきほどISU公式からフリースケーティング中止のアナウンスがあった。


選手たちのメンタル面や安全面、フリーの再試合は行われるのか、などの懸念は引き続きあるが、今のところどうにもならない。
とにかくパリにいる人たちの無事を祈るだけだ。



エリック・ボンパール杯に出場中のフランス女子シングル選手、マエ=ベレニス・メイテのインスタ。

Соревнования в Бордо (Франция) на четвертом этапе Гран-при по фигурному катанию отменены, передает с места событий корреспондент Sports.ru Светлана Векличева. «Из-за траура и чрезвычайного положения в стране соревнования отменены. Еще неизвестно, как будет засчитываться квалификация на финал Гран-при. Французская федерация сделала несколько предложений в ISU. Возможно, будут учитываться результаты короткой программы, чтобы спортсменам не отменили баллы полностью», – сообщили организаторы на специальной пресс-конференции. Напомним, что организаторы выступили за продолжение соревнований в штатном режиме, также обсуждался вопрос об отмене показательных выступлений. http://www.sports.ru/others/figure-skating/1034644575.html
Communityさん(@denisten_official)が投稿した写真 -

同じくエリック・ボンパール杯出場中のカザフスタン男子シングル選手、デニス・テンのインスタ。

彼らの沈痛な面持ちを見ると胸が痛い。

#prayforparis 等のハッシュタグを追っていくと、前日レバノンのベイルートでも自爆テロでおよそ200人以上が犠牲になったというトピックが見つかった。


昨日の時点で、よく注意していないと見落とすくらいの扱いの小ささだったようだ。
 「パリのために祈るんだったらレバノンやシリアやイラクにも祈ってよ」というつぶやきを見かけて「もっともだ」と思いつつ、パリの事件がなければベイルートのニュースに目を留めることもなかった実情を考えるとなんともいえない。

そういえば数日前から ISIL (ダーイシュ)の処刑人ジハーディ・ジョンを空爆したというニュースを見かけたことを思い出した。


後藤健二さんや湯川遥菜さんの動画に映っていたあの男だ。
しかしながらこの一件に関しては何の感慨も湧かないまま、記憶の隅に追いやっていた。
けっきょく報復は何の解決にもならないからだろう。

これらと関連して、週末のテレビではテロ事件の報道がほとんど見られず、諸外国よりも取材対応が大幅に遅れている、所詮は対岸の火事か、等々嘆くつぶやきを散見した。
自宅にテレビが無い私は「まだテレビで消耗してるの?」ぐらいしか言うことがない。
(でも見たいテレビ番組はありますよ、バス旅とか温泉番組とか山のドキュメンタリーとか百名山一筆書きとかフィギュアスケートの試合とか孤独のグルメとか。一筆書きなんか一回も見れてないけど、猛烈に見たい)

頭を整理するために、ここ数日で起こったことを時系列で並べてみる。

  • シリア・ラッカで米軍がジハーディ・ジョンを空爆(殺害)しイギリスが謝意
  • レバノン・ベイルートで大量の自爆テロ、ISIL関与の声明
  • フランスで大規模テロ、ついさきほどISIL関与の声明発表

仮に一連のテロをおこすきっかけが米軍のシリア空爆なんだとしたら、アメリカ(とかイギリス)に目をつけずに、なぜレバノンとフランスなんだというふうに思えるし、テロの規模からするとかなり大規模な組織の犯行ということにはなるだろうけど、あまり一枚岩って感じがしない。
レバノンはひとまず置いといて、フランスが選ばれた理由はなんだろう。
シャルリーエブドが大人しくしないから?
難民政策が遅れてるから?
フランスに潜伏しているテロ集団の組織力が他より圧倒的なの?

きっと複合的な要因でそういう流れになっていて、そこに単純な理由なんてないんだ、たぶん。
大規模空爆がきっかけだとしても、ジハーディ・ジョンが死んでも死ななくても、テロ集団は周到な準備をしながら、行動のタイミングを待っていたにすぎないんじゃないだろうか。

とりあえず今のところなんの因果関係もないけれど、第二のシャルリーエブドの火種になりそうなヘイト絵の出版とかやめませんか?と思ったことだけ記しておきたい。
テロの言い訳に使われたらたまったもんじゃない。
あと何の援助にもならないけど、シリア・アレッポの石鹸を今日も使う。

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