2015年8月30日日曜日

芸人コンビ解散ドッキリで必ず号泣する私は又吉直樹の「火花」でもちろん泣いた

「火花」の話なので、ホステス・クラブ・オールナイターのFFS(フランツ・フェルディナンド+スパークス)の画像を貼るよ。シャレだよ。

もともと純文学から縁遠く、引っ越しジプシーゆえに今本棚にある純文学系の小説が中上健次の「枯木灘」(最凶にして最高。「岬」も良い。次の「地の果て 至上の時」は微妙)と町田康の「くっすん大黒」(傑作中の傑作)のみという体内純文学濃度が著しく薄い人間であるということを踏まえた上での感想ですので、何卒ご了承ください。
でも一応芥川賞受賞作家の中でも阿部和重、川上弘美、笙野頼子とか好きですし、読むときは読むよ、というアピールもしておきます。

さてさてエクスキューズはこのへんにして。
又吉直樹著「火花」を読みました。
そしてもう一方の芥川賞受賞作、羽田圭介著「スクラップ・アンド・ビルド」も読みました。
作家の方々には本当に申し訳ないのですが、文藝春秋9月号Kindle版で…
「スクラップ・アンド・ビルド」もけっこう味わい深くて後引く面白さだったのですが、今回は「火花」の話だけ、ちょこっと。


2015年8月20日木曜日

映画「野火 Fires on the Plain」の感想と深谷シネマについて

この夏公開になった映画「野火 Fires on the Plain」を観に、深谷市にある元酒造を改造した「深谷シネマ」に行ってきました。

映画「野火」ののぼりが掲げられた深谷シネマ

映画「野火」のことは、わが町・熊谷のお隣のお隣でもある深谷市内でもロケ撮影していたこともあり、前々から観たい映画としてずーっと意識はしていて、今回はこの映画にボランティア協力(&声のみ出演)もしている東京在住の友人Tさんから、「塚本監督の舞台挨拶もあるし、深谷へ行ってみたい」との申し出もあり、ついに深谷の地を踏むことに相成りました。

2015年8月12日水曜日

お濃茶ラングドシャ「茶の菓」、これはいいものだ。

京都のおみやげ「茶の菓」のパッケージが、なんだかとても美しかったのでφ(..)メモ。


高級なお濃茶(こいちゃ)がたっぷり練りこまれたラングドシャとホワイトチョコのバランスが絶妙な「茶の菓」(ちゃのか)。
茶葉は京都府宇治市白川の厳選した宇治茶を使用しているとか。
芳醇で濃厚な濃茶の風味に、一口でやられました。




鶴のマークや、「茶の菓」(CHA no KA)のロゴマーク、盆栽の葉に見立てたアートワークなど、どのビジュアルも美しすぎる…
食べるだけでなく目でも美味しさを楽しめる「茶の菓」。おすすめです。

■リンク

お濃茶ラングドシャ 茶の菓/京都 北山 マールブランシュのギフトコレクション(公式サイト)

2015年8月8日土曜日

あついぞ熊谷!花火大会はじまる!




19時から熊谷駅南で花火大会がはじまりましたよ〜〜。
正式には「あついぞ!熊谷 第66回熊谷花火大会」だそうです。

昼間よりは全然涼しくなりましたが、天下の熊谷は盆地気候。まだ少し暑いです。。
そっこらじゅうから歓声と拍手が湧きあがる湧きあがる。
普段全然人がいない場所だから、人出の多さにびっくりします。
平日の何も無い日の吉祥寺とか表参道ぐらい混雑してたので、田舎者はとっとと退散しました。。


こちらは荒川土手グラウンド。
屋台の出店やブルーシートの隙間をぬって見に行きました。
打ち上げ花火、横から見るか?下から見るか?(©岩井俊二)
やっぱり下でしょう。 

花火大会は21時までやってます。
今からどうですか、首都圏の皆さん!? ムリか。

■追記(2015.08.08.20.54)
終わっちゃいました…
また来年!

2015年8月5日水曜日

“とてもいい映像”こと「The Kids Are Alright /キッズ・アー・オールライト」

左から「The Kids Are Alright」「Tommy」「Rock 'n' Roll Circus」 
左から「The Kids Are Alright」「Tommy」「Rock 'n' Roll Circus」のDVD


つい先日、8年ぐらい前からずっと更新をしていなかったポッドキャストブログを閉鎖しました。
アカウントを消してから、ほかに消し去らないといけないものはないか、用心のためURLを検索したら、とある記事に見知らぬ人が「おもしろい」と言及してくれているのを発見。
うれしくてつい調子に乗ってキャッシュを漁っていたら、当時放映されていた超大手有名携帯キャリアのCM(そろそろ反撃してもよかですか?みたいなの)に噛みついているパンクな記事が出てきたりして、若いな!(その時点で30超えてるのに)と思いました。

そんなブログのサイドバーにはってあった、何のひねりもないアマゾンリンクの見出しと、パンクなブログ内容とのギャップに、我ながら脱力しました。

とてもいい映像 ピート、かっこいいよ、ピート 
↑アマゾンリンクではありません、キャプチャ画像です↑


ただ、このTHE WHOというロックバンドのドキュメンタリー映画「The Kids Are Alright」が“とてもいい映像”なのは紛れもない事実です。

ここでおさらい「THE WHO」とは…

  • Vo.ロジャー・ダルトリー
  • Gt.ソングライター、ピート・タウンゼント
  • Ba.ジョン・エントウィッスル(十数年前にコカイン摂取→心臓発作で他界)
  • Dr.キース・ムーン(32歳にオーバードーズで夭逝)
キャリアは半世紀に渡る、生ける伝説となった、英国を代表するロックバンド。
代表作は「マイ・ジェネレーション」「ロックオペラ トミー」「フーズ・ネクスト」「四重人格」など。
トミーはケン・ラッセル監督に、四重人格は「さらば青春の光」として映画化されている。

「モンタレー・ポップ・フェスティバル」「ウッドストック・フェスティバル」にてギター、ドラムを破壊し、音響機材を爆破する狂気のパフォーマンスは伝説となっている。
なお初来日公演となった「ロック・オデッセイ」でも、ピートは全盛期を彷彿とさせるギター破壊のパフォーマンスを行い、日本の観客を熱狂させた(←含む私)。 
機材に火薬を多めに仕込んだキースのいたずらにより、爆風がピートの鼓膜を直撃。以来ピートは難聴に悩まされることとなる。 
デビューから50年を経てなお現役。
近年はピートの弟や、リンゴ・スターの息子にもかかわらずキース・ムーンスタイルを伝承した奇才ザック・スターキー(ex. OASIS)をドラムに迎えて活動を続けている。

何がすごいって、この映画を見た、ドラマーのくせに一番目立つ男ことザ・フーきっての狂犬キース・ムーンが

「俺ってこんなクレイジーだったのか…」

とひどく落ちこんでしまい、結果オーバードーズして死んじゃった、それぐらいにトチ狂っています。

キース・ムーンと、親友リンゴ・スターも含めた、愉快、痛快、破天荒な姿を見てゲラゲラ笑っていたら、当の本人が

「こんなアホみたいなパブリック・イメージ守り続けるのムリ!」

と青ざめて死んじゃったんですから驚きます。

そういった経緯もあるので、たまにこの映画を見返していると、とてつもなくクレイジーなのに、ちょっと泣けてきてしまうのです。
とくにキース在籍末期に撮られたPV「Who are you/フー・アー・ユー」における、キースのとびきりの笑顔には、毎回必ずメンタルをやられます。
なんで死んだんだよ馬鹿野郎!無邪気に笑いやがって!かわいいじゃないかこんちくしょう!って。

ストーンズが「俺らよりフーの方が目立ってんじゃん!」と「Rock 'n' Roll Circus /ロックンロール・サーカス」の映像を丸ごとお蔵入りさせた元凶ともいえる、伝説の「A Quick One, While He's Away/ア・クイック・ワン」(四者四様に超絶カッコイイ!!!)が入っていたり、


見どころはたくさんあるのですが、まずは


  1. ドラムなのに一番目立つ男、キース・ムーンのトチ狂いっぷりと躍動感溢れるドラミング+リンゴ・スターとのすっとぼけたコンビネーション
  2. 二番目に目立つバンマス、ピート・タウンゼントのウィンドミル奏法、人殺し寸前の怒りの表現、破壊の限りを尽くす刹那的なステージング、跳躍力、繊細で神経質で苦悩に満ちた表情
  3. 直立不動すぎて逆に目立つ、手先以外微動だにしないジョン・エントウィッスルの超絶技巧ベース、ニヒルな微笑み、だみ声からファルセットまでこなすコーラス能力の高さ
  4. ロジャー・ダルトリーの面白歌唱

このへんにご注目ください。
(こうして書き出してみると死に方含めてジョンが一番変態…)

ボーカルのロジャーをオチに使ってしまって大変失礼なのですが、ニワカファンの私がロジャーのよさを身にしみて理解できたのはキースとジョンがいなくなって初来日公演を見てからだったので、何卒ご容赦ください。
ロジャーの何が素晴らしいって、メンバーがセックスだドラッグだアルコールだと享楽に溺れているさ中、喉を守るためドラッグには一切手を出さなかった、そのストイックさとボーカルとしてのプロ意識の高さです。
今となっては当たり前の意識なんですけど、その当たり前が通用しないのが当時のフーを含めた音楽業界の特異さで、ロジャーの真人間ぶりが際立っています。


The Who: The Kids Are Alright - ザ・フー


ロジャーの魅力はピート・タウンゼント原作のロックオペラ「TOMMY」の方が堪能できます。

Tommy (Deluxe Edition) - ザ・フー


初来日で衝撃だった「Won't Get Fooled Again」間奏中における眼力が、この映画にも登場します。
「三重苦の青年」を目線一発で体現しきる男・ロジャー・ダルトリーなのですが、その後目立った俳優活動がないのは何故なのか。ケン・ラッセルの演出がすごかっただけなのでしょうか?
ちなみにそのシーンには怪しげな宗教の伝道師としてエリック・クラプトンと、そのバックバンドとしてフーの残り3人も出演。
クラプトンの激渋ボイスと、テディベアを分解して作った付け髭(ソース:オーディオ・コメンタリー)が見どころです。

■関連リンク(「TOMMY」の話をするのは今回で3回目)