2013年7月29日月曜日

野沢菜漬の「6つの噂」を知ってるかい?

よもや自分がこれほどまでに菜っ葉にハマるとは思わなかった。
菜っ葉と思わせておいて葉っぱ(麻の葉)を吸っていることをカミングアウトしたわけではない。
「菜っ葉」とは「野沢菜漬け」のことだ。


長野の県境にも近い横川のドライブイン「おぎのや」で峠の釜めし(No.1駅弁「峠の釜めし」-群馬に生まれてよかった!と実感できる数少ない名物)を食べついでにお土産として何の気なしに手をつけた「野沢菜漬け」だったが、以来あまりのうまさに毎日食べているほどハマってしまった。


「食卓の主役といえば?」
「野沢菜漬け!!!」


そんな家庭は野沢菜の本場長野にも、我がふるさと群馬にもないと思う。
しかし食卓を彩る脇役として、野沢菜の存在感は地味ながらもなかなかのものだ。
 最近の私は野沢菜漬けだけでご飯半杯はいける。
「全然いけてないじゃないか!」だって?
いやいや、不肖私、白飯があまり好きではないので、普段から茶碗3/4杯ぐらいしか食べないのだ。

昨今ではキムチがお茶の間の漬け物の座を脅かしていると聞く。
確かにキムチのうまさはあとを引く。
乳酸菌が多く含まれており、整腸作用が期待できる。
唐辛子に含まれるカプサイシンは脂肪を燃焼させる作用があるらしい。

しかし、ほどよい酸味と辛味とシャキシャキとした歯ごたえがあとを引く野沢菜だって負けてはいないのではないか。
しかも味だけではなく、実は栄養バランスもキムチに引けをとらぬほど非常に優れた食品なのだ。
そんな我らの野沢菜を、長野、群馬の二県民だけで独占している現状はいかがなものか。
このままレアな存在として信州上州だけに埋もれさせていいものか。

否だ!

ということで、知っているようで意外に知られていない「野沢菜漬け」についてまことしやかに囁かれる噂を収集してみた。
信じるか信じないかは(以下略


野沢菜をめぐる6つの噂


本当かどうかは知らない。
野沢菜漬けには抗がん作用や抜け毛予防、そしてアンチエイジング効果があるとか。

野沢菜物語 : 北信州野沢温泉 観光協会オフィシャルウェブサイト
野沢菜漬は、栄養素が豊富でガン予防にも優れた食品ということが研究発表されています。
野沢菜漬けは、ニトロソアミンという発ガン物質を抑えるのに十分のビタミンCが含まれているそうです。野沢菜漬けは1グラム中60ミリグラムものビタミン Cが含まれており、これはどの漬物よりも高い数字です。ナスの漬物は6ミリグラム、キュウリの漬物は13ミリグラムなのでずばぬけて高いのです。また、ビ タミンAに代表されるカロテンが多く含まれており、抗発ガン作用、免疫賦活作用があります。


本当かどうかは知らない。
野沢菜漬けには、浅漬け、本漬け、古漬け(ほか、時漬けなどetc)の三種類があるとか。

  • 浅漬け…一般的に出回っている青々とした色の野沢菜漬け。
  • 本漬け…秋に収穫した野沢菜のみを使用し一ヶ月以上漬け込んだもの。べっこう色をしている。
  • 古漬け…本漬けより更に発酵が進んだもの。炒め物などに最適。


〜参考記事〜


本当かどうかは知らない。
本場、野沢温泉で漬けられたものは温泉のお湯(源泉そのまま)で菜を洗うので、段違いに旨みがUPするとか。
野菜が格段にうまくなるという、いわゆる「50度洗い」の相乗効果もあるのかもしれない。


本当かどうかは知らない。
昆布、わさび、唐辛子、柚子などを一緒に漬けると味に深みが出るとか。


本当かどうかは知らない。
野沢菜チャーハン、野沢菜茶漬け、野沢菜おにぎりなど、米との相性が良すぎるとか。


本当かどうかは知らない。
野沢菜おやき、野沢菜パスタ、野沢菜焼きそば、ニラせんべいならぬ野沢菜せんべいなど、小麦との相性も抜群だとか。



〜野沢菜レシピ集〜


本当かどうかは知らない。
本当かどうかは知らない。


2013年7月25日木曜日

タイベックでニーモオビ用のフットプリントを自作してみた

自作フットプリント。コードストッパーはNORTHFACE


最近登山用テントとして「ニーモ オビ(nemo obi)2P」(約1.5kg)を購入した。


恒例の「本番で慌てないために室内でテント試し張り」の図。


ニーモ オビ 2P は37,800円もした。この重量のテントにしてはお手ごろな値段なのだが…

いつもの山渓で購入。


地面に敷いてテントの床面を保護するオビ2P専用のフットプリント(グランドシート)は約6,000円する。
オビ2Pと同時購入だともう少し安い場合もあるが、6,000円はなかなかの値段だ。


フットプリントなどなくても、テントライフはどうにかなる。
以前、野外フェスのテント泊で3000円ぐらいの安いテントを使っていた時は、グランドシートなどを敷いたことは一度もなかった。
だがしかし、37,800円もしたこのテントとは一日でも長くお付き合いしたいと思う。
地面に転がった小石や、乾燥した芝生の刈り跡など、鋭利な存在からテントの床面を守りたい。
しかし、ニーモオビのフットプリントは6000円……。
安いブルーシートでなんとかするか?
しかしブルーシートは破れやすいという話も聞く。ブルーシートだとかさばる……。


テントを購入してからというもの、フットプリントが気になって気になって仕方がない日々を送っていた。
そこで「フットプリント 自作」で検索したところ、摩擦や水に強く、しかも非常に軽量という最強不織布・デュポン社のタイベックで自作した人のブログが何件かヒットした。

なるほど、タイベックで自作か!

そんなわけで、「ニーモ オビ 2P」のフットプリントをタイベックで自作してみた。


用意したもの

用意したけど失敗して使わなかったもの
  • ハト目打ちセット

某ホームセンター資材フロアの床材関連のコーナーでタイベックに似たものを見つけたが、30mや50m単位でしか販売されていなかった。
2000円だったか3000円だったか忘れたが、かなりお買い得ではある。
しかし絶対に何十メートルも使い切れない。
そこで、切り売りしてくれるネットショップを発見したので、3mだけ購入することにした。


デュポン タイベック 1443R 102cm巾 50cm単位切り売り (←Amazonでも取り扱いあり)

タイベックは本来、床を保護するシートである。貼り跡がつかない養生テープとセットで使われることが多いようだ。
こちらでは1m単位で購入できる。送料込みでメール便対応なのがうれしい。
商品レビューを見るとフットプリント自作者御用達なことが伺えた。


オビ2Pの床面寸法は、長さ213cm、狭い方の幅が107cm、広い方の幅が127cmである。

ニーモ・イクイップメント-オビ 2P


なのでまず3mのタイベックを二枚に切り、真ん中で繋げて縫うことにした。
オビ2Pを広げてタイベックを上に当て、床面より若干小さめ(2〜3cmぐらい)に裁断する。
テントの床面よりもフットプリントの方が大きいと、雨が降ったときにフットプリントに水がたまってしまい、テントの床面が濡れて浸水しやすくなるからだ。

ミシンがけができればすぐに終わるが、あいにく家のミシンが壊れていたので、手縫いでチクチクちまちまやることにした。
それでもたいした労力ではない。



チクチク手縫いで繋げた部分。このタイベックは2012年8月に製造されたのだろうか?
ブルーシートと比べると断然軽いし柔らかい。
さらに手触りよく柔らかくするため、丸めたりこすったりしてシワシワにしてみた。
シワシワにしても撥水性や頑丈さは変わらないらしい。



テント設営時に間違えないよう、107cmの狭い方の床面に「せまい方」と記入。
「デュポンタイベック」などと文字が書いてある方が地面側なのだそうだ。
こうして写真を載せるのならば、もう少しきれいな字で慎重に書けばよかったと今気づいた。


四隅に滑り止めのため細引き(アクセサリーコード)を装着  

四隅には滑り止めのため、細引き(アクセサリーコード)とコードストッパーを装着した。
表面がツルツルしていて縫いづらいので、非常にアバウトな縫い目になってしまって少々お恥ずかしい。

実はこのループを縫い付ける前に、細引きを通すための「ハト目」を付けるのにチャレンジした。
しかし生地が薄すぎたのか、ハト目を木槌で打ちつけている間に、仮で開けた穴がハト目よりも大きくなってしまったのだ。
しかも何度木槌で叩いてもハト目は全く締まってくれなかった。
こんな所で女子としての非力さを思い知らされるとは! 

そんなわけで、ハト目打ちは失敗に終わったのだった。



細引き(アクセサリーコード)はホームセンターで1m50円で購入。
安く仕上げるため、コードストッパーを100円ショップで探すも見つからず。
仕方なしに石井スポーツまで行き、NORTHFACE製(1個100円)のコードストッパーを4つ購入。
細引きの視認性が悪いので、コードストッパーは赤で目立つようにしてみた。



自作フットプリント完成。

ちょっと不細工な出来だが、トータル1,640円で6,000円分の働きをしてくれるはずなので、よしとする。
縫い目が少し弱々しいので、あとで補強しようと思う。

そのうちギアキャディ(テント内のウォールポケット)も自作してみようか…
そんな気分になってきた。


手芸が苦手、裁縫道具がない、素材集めが面倒、そんな人は…

テント同時購入なしで4,500円か…