2015年1月27日火曜日

雪の雲取山へ!三峯神社編

週末の1月24日から25日。雲を取りに行ってきた。
一昨年10月の「雨の日ハイク」から一転して「快晴ハイク」となったのでご報告申し上げたい。
もう雨女とか言わせないぞ!

2013年10月の雲取山登山レコ → たどりついたらいつも雨ふり@雲取山


雪の雲取山

今回は三峯神社から登って雲取山荘で一泊し、翌朝に雲取山登頂して鴨沢へ下りる、前回とは逆のルートをたどる。


熊谷⇔御花畑の片道切符

まず熊谷から秩父鉄道に乗り、御花畑まで出る。


西武秩父仲見世通り

御花畑から西武秩父駅まで少し歩いてバス乗り場で東京組と合流。
今回はソロではない。
午前9時の西武秩父仲見世通りの店舗はほとんどあいていなかった。
また今度来よう。

西武バスに乗って一時間強で三峯神社に到着。
1年と3ヶ月ぶりの三峯神社は相変わらず荘厳で幻想的な空気につつまれていた。


遥拝殿から妙法ヶ岳方面を望む

遥拝殿から妙法ヶ岳方面を望む。
ここから見える風景はまるで古代中国の山奥のようで、水墨画の世界に入ってしまったかのような錯覚におちいる。


随神門

随神門には「三峯山」の文字が

荘厳で幽玄な随神門(痺れる!)をくぐり、いざ三峯神社へ。



お祓い串

凍結でお浄めの水が出せないため、この「お祓い串」を振るそう。
ほー。面白い!

三峯神社 拝殿にて

拝殿にて。
怪我なく無事に下りられますように。

さて。
では、いざ三峯山(雲取山)へ!

■秩父の関連記事


2015年1月9日金曜日

ペヤング、フォーエバー。もじゃろー、フォーエバー

伊勢崎が生んだジャンクフードの王様、ペヤングソース焼きそば。
どうか「ペヤング リターンズ」となるよう祈っている。

ペヤング やきそば もんじゃ風 やきそば

ペヤング やきそば もんじゃ風 やきそば。
2014年の秋ごろ発売されていた限定商品は熊谷のスーパーで購入したもの。
今や何もかも幻となった商品だ。

もじゃろー

サイドには、伊勢崎公認のゆるキャラ「もじゃろー」の雄姿があった。
もんじゃのオバケもじゃろーはゆるキャラの中でも「ゆるさ」だけで言えばグランプリ一位を狙えると思う。
ぐんまちゃんも殿堂入りしたことだし、来年のゆるキャラグランプリはもじゃろー一択で応援するぞ!


横から見たもじゃろー…ゲロ(自粛

●今日の一曲


The Band - Forever Young

2015年1月6日火曜日

コリン・ウィルソン「現代殺人百科」と THE WHO ロックオペラ「TOMMY」

友人宅の本棚にとても素晴らしい本があったので、
「Sさんもこんな本読むんだね〜」
「とても良い趣味をしているね!」
などと言っていたら、複雑な表情をした友人に「ご、ご、ごめんなさい!」と返された。


コリン・ウィルソンの「現代殺人百科」

その本は、私が友人に貸した本だった。
3年前に貸したことをすっかり忘れていたのだ。
3年の間に2回ほど引っ越しをしていたので、本の1冊や2冊無くなっても気がつきやしないのだ。



友人の趣味に合っていたかどうか定かではないが、無事我が家に生還したコリン・ウィルソンの「現代殺人百科」をパラパラとめくっていると、とても興味深いページを見つけた。
ロック・オペラ「トミー」のタイトルを思わぬところで発見したのだ。
人に貸しておいてなんだが、初めて見るページだった。


孤独な死の解体師デニス・ニルセンとロックオペラ「TOMMY」


1983年2月8日。ロンドン北部の閑静な住宅街にあるアパート。
5日前からトイレが詰まって使えないため、配管工マイク・カトランが呼ばれた。
カトランがこのアパートの排水溝から発見したのは、強烈な腐敗臭を放つおびただしい量の人肉片だった。
下水管に詰まっていたのは最上階に住む37歳の公務員、デニス・ニルセンが殺害して解体した人肉の一部だった。

孤独な連続殺人鬼(死の解体師)の所業は、その後日本国内でおきたいくつかの殺人事件を想起させる。
桐野夏生の小説「OUT」や、園子温監督の映画「冷たい熱帯魚」の元となったあの事件たちだ。
どうでもいい話だが、吉祥寺に住んでいた当時に映画の「OUT」を見たし、蓮見圭一の例の本も読んだ。
ついでに今は蓮見圭一が著したあの事件の舞台となった熊谷に住んでいる。
そう考えるとこの連続バラバラ殺人事件、身近で起きた事件のように思えてくるから不思議だし、ゾッともする。




1983年2月1日。
排水管から大量の腐敗肉が発見される8日前、最後の犠牲者が殺された。
ゴスレット・ヤードのジョージという名の店で拾ったヤク中の男だった。
最後の凶行に及ぶ直前まで殺人鬼ニルセンが聴いていたのが、私も大大大好きな THE WHO のロックオペラ「TOMMY」だった。
ニルセンはTOMMYのアルバム全曲を聴いてから殺人を行ったという。


この事実を踏まえた上で一度「TOMMY」を聴いてみてほしい。
きっと胸がざわざわしてくるはずだ。

Tommy (Remastered 2013) - ザ・フー

こんなことを書いていたら、今日はスッと寝付ける気がしなくなってきた。
自業自得か。

 
ケン・ラッセルの毒々しくも荘厳な世界観は好き嫌いが分かれるところだが、私個人は「さらば青春の光(四重人格)」よりも好きな映画だ。

■関連リンク

2015年1月5日月曜日

Fuji Rock Festival '11 の AIR FUJIROCK は大変盛り上がりました




The Music - The People (Live at Fuji Rock Festival '11 Japan Last Live)

震災元年となった2011年のフジ・ロック・フェスティバルでは、多くのアーティストが放射能汚染と原発の「アウト・オブ・コントロール」加減を危惧して来日をキャンセルした。
実際6月ぐらいまで予断を許さない危機的状況が続いていたことは吉田調書や「メルトダウン」などのルポルタージュを読むまでもなくうっすらわかっていたことだし、海外メディアの方が事故の深刻さを正確に伝えていたから、海外のアーティストが日本を避けていたのは致し方のないことだ。

そんな混沌の中で無事来日を果たし、このアクトがラストフジとなる The Music がグリーンステージのクロージングを飾った。

この年は参戦せずにインターFMでライブ中継を聴きながら在宅フジロック、通称「AIR FUJIROCK」に参戦した私は、The music の「The People」という曲のしょっぱな、ギターのリフとその残響音を聴いた瞬間、ラジオの前でさめざめと泣いてしまった。

「The Music」

ほとんど知らなかったアーティストなのに無性に泣けて仕方なかった。
これがラストのフジロックだからとか、解散してしまうからだとか、原発事故への得体の知れない恐怖を乗り越えてまで来日してくれた、とか、そういう要素一切抜きで、泣いた。

フジのクロージングには、そういう、何らかの魔力がある。

夏が終わる。

その瞬間を目の当たりにしたことはあるだろうか。
私はフジロックのクロージングアクトを観るたびに、はっきりと夏の終りを感じる。

夏なんか嫌いだ。
冬の方が好きだ。
そんなあまのじゃくな私でさえ、すぎゆく夏を惜しんでさめざめと泣いてしまう、それがフジロック(とくにクロージング)の魔力なのかもしれない。



◎エアじゃないリアルフジロックの反省文