2014年3月13日木曜日

女子ラーメン部「支那そば まるこう」で鴨そばを食らう

「支那そばまるこう」の鴨そば。鴨肉5枚 
「支那そばまるこう」の名物・鴨そば。鴨肉は5枚!


総合点  ☆★★★★(4.0点/5.0点満点中)
  • 味 ☆★★★★(鴨肉とスープが織りなすハーモニー)
  • コスパ ☆☆★★★(高級な鴨入りそばが900円)
  • 雰囲気 ☆★★★★(おしゃれ)
  • サービス ☆★★★★(みなさん静か)
  • 話のネタ度 ★★★★★(鴨肉とトリュフオイル話はネタになる)

なんと前回、群馬最強を確信した伊勢崎の「いまるや」と奇しくも総合点が同点になった。
これは計測方法の改善が必要かもしれない…




三十路越え女子ラーメン部、高崎へ行く


先日、同僚三人で「女子ラーメン部」(全員三十路越え)を結成した。
第一回部活動の舞台となったのは、このブログで以前絶賛した伊勢崎市にある「らーめん いまるや」である。

ラーメン激戦区・伊勢崎「いまるや」の塩らーめんは群馬一位!異論は認めない

第一回目にして理想のらーめんに出会ってしまったわけだが、そこで「女子ラーメン部、解散!」というのも悲しいので、第二回部活動を開催することにした。

白羽の矢が立ったのは高崎市高関にある支那そば屋「支那そば まるこう」である。

ついでに新メンバーに20歳と29歳と30何歳の女性3人をむかえ、少しだけ部員の平均年齢を下げることに成功した。



 
ツヤツヤの鴨肉が……美しい!!


「支那そば まるこう」の鴨そばレビュー


味 ☆★★★★

赤城の蕎麦屋「桑風庵なかや本店」で迷わず鴨汁を頼むほど鴨肉が好きなので、当然お店一押しの「鴨そば」を注文した。
通常の支那そばだと鴨肉は二枚だが、鴨そばは五枚となる。
ノーマルスープと白湯があり、初回なのでノーマルの方を選択した。
さすがは鶏肉専門店「酉こう」の系列店だけあり、鴨肉の燻り具合と表面の炙り具合も絶妙だ。
ジューシーで香ばしい鴨肉が口の中でとろける刹那、ラーメン屋に入ったことを一瞬忘れるほどの衝撃を受けた。
支那そばを頼むと「白トリュフオイル」なるものがついてくる。


白トリュフオイル 
隠し味「白トリュフオイル」  


まずは鶏がらだしが効いた素のままのスープを味わい、そろそろ変化が欲しいかな、と思ったらすかさず鴨肉を一切れつまんで白トリュフオイルにひたひたとつけてみる。
そのまま鴨肉をスープにダイブ。
スープのプールに鴨肉を少しだけ潜水させたら、また持ち上げてがぶりといただく。
昔から「香り松茸、味しめじ」とは言うが、西洋風に言えば「香りトリュフ、味マッシュルーム」だろうか。
究極に語呂が悪い。
しかしまさかラーメン店でトリュフのエッセンスを味わえるとは。
などと感激しつつスープをすすると、さきほどとは違う、こく深い味わいが口いっぱいに広がる。
鴨肉とトリュフの個性豊かな香りのおかげだろうか、スープ自体にはあまり塩気がないにもかかわらず、味がしっかりしている。
ごくごくと飲み干してしまいそうになるのをぐっと我慢した。
麺は中太ストレート。メインディッシュの鴨肉や香り豊かなスープに比べると、支那そば自体はかなり印象が薄かった。
しかし全体のバランスを考えると、これぐらい主張がない麺の方がこのらーめんには合っているのかもしれない。



コスパ ☆☆★★★

注文した鴨そばは900円。
ラーメンの値段として考えると少し値が張る部類だろう。
ただ高級食材なのである程度はやむなしという気がする。
鴨もトリュフもクセの強い食材なので、常食にしたい欲求があまり湧いて来ないのが不幸中の幸いだ。


雰囲気 ☆★★★★

座席はカウンターのみで入店に躊躇する人もいるだろう。
内装は相当おしゃれでラーメン屋感は皆無だ。
以上をふまえると女性客の方が断然入りやすい雰囲気である。


サービス ☆★★★★

厨房とカウンターが対面になっている割に、店内には穏やかで落ち着いた空気が流れていたのが印象的だった。
女ばかりが集まると我を忘れてくだらない話に花を咲かせがちなので、少し自制したほどに静かだった。
寡黙な職人さんは嫌いじゃない。
うるさくない店員さんはありがたい。
でも我々はその時くだらない話がしたくてたまらなかったので、食べ終わったらすぐに二軒隣りのバーミヤンへと移動をはじめたのだった。


話のネタ度 ★★★★★

鴨肉と白トリュフオイルの組み合わせが魅せる摩訶不思議なこのらーめんのことは、きっと誰かに話したくなる。

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