2015年10月22日木曜日

かき氷の聖地・熊谷「慈げん」で絶品の雪くま(* ̄(エ) ̄*)に出会う

熊谷に住んでるのに「慈げん」でかき氷を食べないのは、どこのどいつだい?

あたしだよ!(Tシャツがシワシワで恐縮です。アイロンかけます)

本ブログ二度目の懐かしいギャグが出たところで(熊谷に住んでるのに「田舎っぺうどん」を食べないのはどこのどいつだい?
今回は「武蔵野うどん」とともに熊谷名物の双璧をなす「雪くま」(フワッフワのかき氷)のナンバーワン店「慈げん」のかき氷についてのレポートをお届けします。
かき氷の話を秋にするのも何なんですが、秋には秋限定のかき氷が、そして冬には冬限定のかき氷メニューってものがあるんですよ、慈げんには!

■「慈げん」の前はいつ見ても長蛇の列


雪くま(・(ェ)・) 

実際に慈げんを訪れたのは、8月末なのに少し肌寒さを感じるある日のこと。
「サイタマノラッパー(略して「SR」)」を筆頭とした、独特の匂いが立ち上るアレな感じの映画好きの友人が「SRの聖地でもある深谷でぜひ映画・野火を見たい。ついでに熊谷にも行きたい」(映画「野火 Fires on the Plain」の感想と深谷シネマについて)と言ってくれたので、それならば私もいまだに行ったことがない熊谷・雪くまの聖地「慈げん」にご案内しましょう、といった流れに。

そうです。
熊谷にやって来てから約1年にもかかわらず、まだ「慈げん」には足を踏み入れたことがなかったのです。
なぜなら、いつもお店の前にはたくさん人が並んでいるから。
しかもけっこう早い時間に「今日の分は終了」みたいな看板が出ているのをチラッと見てから恐れをなしてしまったのです。

そんななか、 慈げんの業務連絡Twitter を発見したのですかさずフォロー。
Twitterによれば繁忙期は毎朝整理券を配布し、整理券無しでは入れないとのこと。
その場で並ばずに整理券を取りに行くシステムは地元民にとっては逆に有難い。

朝10時ぐらいに八木橋デパートの裏手にあるお店に出向き、過去にキャンセルが続発したため防止策としてデポジット制を導入したとのことで、デポジット分の1,000円を支払って午後3時から入れる整理券を無事ゲット。
これで念願のかき氷にありつける手はずは整いました。
(夏の繁忙期が一段落した現在、整理券の配布は終了しているそうです)

■店員さん「ココアにむせないように気をつけてください」

深谷シネマで映画を観終わった友人と店の前で無事合流し、行列に並ぶことなく「慈げん」へ。
店内に入ると、ちょっとむっとするような室温にまず驚きます。
なんでもかき氷をもっともおいしく食べられるようにという配慮から、オールシーズン室内の気温を真夏の温度に設定しているのだそう。

また季節限定メニューも充実していて、夏から秋にかけては旬のフルーツを使った「ザ・メロン」「ザ・すいか」「ザ・ぶどう」「ザ・和梨」などの「ザ」シリーズなどが主流となりますが、クリスマス限定ではマスカルポーネチーズやイチゴショートなどを再現したケーキのようなかき氷、お正月限定では大吟醸・直実(熊谷ではお馴染みのご当地武将・くまがいなおざねに由来)いちご、バレンタインにはチョコレートをフィーチャーした季節限定メニューの数々が並ぶそうです。
ほかに「じゃがいもコーン」なんていうしょっぱい系の変わり種なんかもあります。

私は前日にネットで見た写真に一目惚れして「ミルクココア」を注文。
目の前に置かれた小玉スイカぐらいのビッグサイズなミルクココアかき氷からは、ココアの甘い香りがプンプンと漂ってくるほど。
店員さんいわく「吸うとむせるので気をつけて食べてくださいね♥」とのこと。
むせる人が続発したんでしょうね。。。


デカくま(・(ェ)・)!


小玉スイカ並みの大きさです。想像以上にデカい!

上から見た(・(ェ)・)

上から見るとこんな感じ。
ココアやチョコレート好きにはたまらない匂いと見た目に、すでにノックアウト寸前。

ミルクココアの断面図。中まで美味しい(* ̄(エ) ̄*)!

友人がオーダーした豆乳あずきが来る前にパクパク。
ひとくち目からココアとミルクの味が濃厚で美味しすぎる!
とくに牛乳の濃厚さにΣ(゚Д゚)びっくり。

熊谷の雪くまナンバー・ワンどころか地域をこえ、遠く県外からもはるばるやってくるかき氷ファンが大勢いるというのもうなずけます。
熊谷名物の雪くまを食べるのは初めてではないのですが、慈げんを知るまでは「“雪くま”ったって、ちょっとフワフワなかき氷だよねー」 なんて言ってました、実際。
でもここ慈げんのかき氷は別格です。
かき氷というよりもケーキに近いような、そんな異次元のスイーツです。

 

■熊谷名物「雪くま」とは

食べかけのミルクココアと豆乳あずき


「あついぞ、熊谷!」のキャッチフレーズでおなじみ内陸気候の猛暑地で知られる熊谷では、その暑さをぶっ飛ばそう!ということで「雪くま」なるかき氷をベースとした名物が生み出されました。
ただのかき氷と熊谷名物「雪くま」の違いをさらっと説明しておきますと、雪くまには3つの条件があり、

  1. 熊谷のおいしい水を使った氷を使っていること
  2. 氷の削り方に気を遣い、雪のようにふんわりした食感であること
  3. オリジナルのシロップや食材を使っていること

だそうです。
熊谷生まれで、雪のごとくふんわり、だから「雪くま」、なんですね。
またフワフワの食感のせいなのか、普通のかき氷を食べたときのように頭がキンキン痛くならないのが特徴だったりします。

ちなみに慈げんのTwitterによれば、寄居の「日本水」(やまとみず)という日本名水百選にも選ばれている名水をわざわざ汲みに行って氷を作っているようです。
寄居は熊谷ではないので↑の条件からちょっとズレますが、寄居と熊谷は近いし、天然水だし、名水だし、百選だし、いいんじゃないでしょうか。

■雪くま・日本水 関連リンク



豆乳あずきの断面図(* ̄(エ) ̄*)

こちらは友人が頼んだ豆乳あずき。内部には小豆がぎっしり!
一口もらいましたが、こちらも豆乳と小豆の食感が超濃厚な絶品スイーツでした。

で、この「フワフワのかき氷の中にゴロゴロあずきがどっさり」という構図を見ながら、友人が直前に観た映画「野火」のあるシーンを思い出してしまってニヤニヤが止まらず。
本当にひどい話なんですが、友人にこっそり小声で「食べ物を前にして何だけど…野火のアレみたいだね」と話すと、「なんか笑ってんなー、なんだろうなーと思ったらそんな感想ですか!」とちょっと呆れ顔をされましたとさ。
超蛇足な感想、あいすみません。。

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慈げんかき氷 / 上熊谷駅熊谷駅
昼総合点★★★★★ 5.0

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