2015年10月11日日曜日

草津白根山・湯釜周辺のハイキング最新事情2015

2012年に見た草津白根の湯釜
2012年に見た草津白根山の火口・湯釜

今年も紅葉の最盛期をむかえつつある草津白根山(本白根山)周辺。
しかし2014年6月に噴火警戒レベルが1から2(火口周辺1km立ち入り規制)に引き上げられたことで、火口ちかくの草津白根レストハウスは閉鎖され、一番の見どころでもある火口の湯釜や弓池などへは立ち入り禁止となっています。
また今年5月にラムサール条約湿地に登録された芳ヶ平湿地群には、レストハウスから徒歩40分程度でアクセスできたのですが、今は湿地群の一部でもあるチャツボミゴケ公園から2~3時間程度歩くルートか、長野との県境にある渋峠から1時間ほど下るルートしかないので、草津観光のついでに行くには少し厳しいのが現状です。
(関連記事→芳ヶ平の紅葉を見に国道最高地点と渋峠へ行く

今回は、入山規制が解除される日を待ち望みつつ、在りし日の湯釜や弓池などの写真とともに、現時点で規制がかかっていない富貴原の池・鏡池・中央火口をめぐる「本白根ハイキングコース」の紹介をしたいと思います。
これから草津方面に紅葉狩りに行く人は、ぜひご参照ください!

「え、日光白根山って規制されてるの?」と勘違いした方、ご安心ください。
日光白根山(奥白根山)は噴火していません。ガンガン登れますのでこちらの登山レコをご参照ください。→ [積雪期登山レコ]日光白根山で初アイゼン


■在りし日の湯釜・弓池・草津白根レストハウス



2012年5月頃に訪れた草津白根レストハウス。
天気は微妙でしたが、かなり賑わっていました。
熊笹ソフトクリームやベーカリーで食べたあんこ入りクロワッサンがすごく美味しかった記憶があります。

現在は施設も駐車場も完全に閉鎖されているため、この一帯はただ素通りすることしかできません。
弓池側の散策路入り口付近に火山活動監視員の方が常駐しているだけで、人の気配は全くありませんでした。
白根火山ロープウェイ山麓駅がある殺生河原駐車場から万座三叉路(渋峠より手前の群馬側)までの道は、朝8時から夕方5時までは通行可能ですが、夜間は通行止めとなるそうです。



レストハウスから湯釜方面の登山道(途中で封鎖)には5月末時点でいろんな花が咲いていました。
花の名前は不明…


 レストハウス脇にある国立公園の看板。
かつてはここから湯釜まで登山道が通じていて、至近距離から湯釜を見ることができたらしいのですが、2010年に火山活動の影響で閉鎖されたそうです。


駐車場にあった避難小屋。
かなりの人数を収容できそうな立派な小屋でした。



レストハウスから駐車場を経た湯釜への入り口。
ここから湯釜まではゆるやかな上りでおよそ20分。
足に自信がない人用に大量のストックが用意されていたのをおぼえています。 




エメラルドグリーンに輝く湯釜に盛り上がるうら若き女子たち。
名づけて湯釜ガールズ。
このようにスニーカーにホットパンツでも湯釜まで来れますが、さすがにハイヒールや革靴やサンダルはおすすめしません。


湯釜の下り坂からは弓池を見下ろすこともできました。
前方の女性はずいぶん高いヒールの靴をはいてますね。すごい…


2012年10月10日の本白根登山帰りに立ち寄った弓池と散策路。
美しく紅葉しています。が、こちらも現状立ち入り禁止…

■現時点でハイキング可能な「富貴原の池・本白根コース」

ここからは2015年10月現在でも登山可能なルートを、2012年10月に登ったときの写真とともに紹介していきます。

紅葉に染まる殺生河原(せっしょうがわら)

ちょうど3年前の2012年10月10日。
白根火山ロープウェイ山麓駅(2015年現在、絶賛営業中!)に駐車し、写真に写っているリーダーのR君とともに殺生河原から中央火口方面を目指して出発。
前方の紅葉にテンションが上がります。

殺生河原、通過中

殺生河原通過中。
注意書きには「硫化水素ガス発生地区につき道路上に立ち止まらないで通過してください」とあります。
スピーカーからも音声で注意喚起が流れていました。
休憩はもちろん厳禁!足早に立ち去りましょう。

2015年10月の殺生河原

昨日(2015年10月10日)の殺生河原。
ラフな普段着っぽい格好のカップルが散策していました。お気をつけて!!

殺生河原を見下ろす

短時間でそこそこ高度が上がったようで、振り返ると殺生河原がずいぶん下の方に見えました。

■すごく寒かった富貴原の池・鏡池


富貴原の池(ふうきはらのいけ)

熊笹が生い茂る富貴原の池(ふうきはらのいけ)。
R君いわく「もう少しで次の鏡池だから」ということで、ここではほとんど休憩をとらず先を急ぎました。

鏡池

休憩をとった鏡池。
湖上を吹き抜ける風が恐ろしく冷たかったので、震えながら飲み込むようにおにぎりを食べ、そそくさと立ち去りました。
今となっては良き思い出です。


きれいに舗装された登山道の間には火山活動の名残のような荒々しい岩肌がのぞきます。
このギャップがたまりません。

■中央火口・白根火山ロープウェイ山頂駅から山麓駅に下る


平坦な登山道の途中。
もうすぐ目指していた場所に着きそうです。



目にも鮮やかな黄土色の砂地と紅葉のコントラストが美しい登山道。
この辺りが中央火口?だったような気がします。
草津白根山には山頂らしきものが無いので、ゴールは自分で決めましょう。

白根火山ロープウェイ山頂駅から山麓駅まで下る

山頂駅から山麓まで下りのロープウェイに乗車。
このとき(2012年10月)買ったチケットの裏には「大滝乃湯」の割引クーポンがついていました。



ロープウェイ乗車券裏に印刷された割引券を使って大滝乃湯へ。広くていいお湯でした。「岩泉のむヨーグルト」でハイキングお疲れ様の乾杯!


■緑はともだち・武具脱の池

ここからは昨日散策したばかりの「武具脱の池(ものぬぐのいけ)」を紹介。
武具脱の池(ものぬぐのいけ)

「武具脱の池」は白根火山ロープウェイ山麓駅から少し下った場所にあります。
木曽義仲にまつわる伝説があるそう。


緑はともだち国有林

誰が言ったか「緑はともだち国有林」。大空翼かな?

武具脱の池

武具脱の池は木道で一周できるようになっています。
山麓側なので見頃本番というにはまだ早かったようです。



武具脱の池の木道 

木道にわざわざ運んできたらしき自転車が。絵になるなあ。


万座三叉路から国道最高地点、渋峠までの途中にある停車スペースから草津方面をのぞむ。
いい感じに紅葉していました。

あと昨日は柵から外れて立ち入り禁止区域で写真をバンバン撮っている人がたくさんいました。
環境破壊行為は
ダメ、絶対!
あとこのサイトから勝手に写真をコピー、流用するのも
ダメ、絶対!
紹介するならページへのリンクはちゃんと張ってね!

■関連記事


■2015年現在の草津白根山アクセス方法・お天気情報

草津温泉バスターミナルから白根火山行き(白根火山までは行かない)、軽井沢行き(白根火山は通過)に乗車し、殺生河原(白根火山ロープウェイ山麓駅近く)で下車してください。

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