八ヶ岳登山(硫黄岳)の続きです。
2日目は赤岳鉱泉から行者小屋、地蔵尾根経由で赤岳に登りました。
では2日目の結果報告~
2日目の朝は5時に起床。
6時すぎに赤岳鉱泉を出発し、7時前後に行者小屋に到着。
赤岳鉱泉でお願いしておいた、炊き込みおこわと煮染めた魚と漬物などが入ったお弁当を行者小屋前のベンチでいただきました。
が、しかし、ここにきてまた例のアレ(高山病)が出てきて、お弁当にはほとんど手を付けられず。。
実は前日は朝から高山病対策としてダイアモックスを1/2錠、昼に残りの1/2錠を飲んでいたので絶好調でした。
2日目は様子見で服用していなかったのですが、やっぱり効き目が切れたのか、行者小屋に着く頃には絶不調に。
そこでまたダイアモックス1/2錠を投入したところ、気分の悪さは徐々に解消されていきました。
前回の赤岳鉱泉雪山トレッキングでの不調もあり、今回はダイアモックスを2日間に渡って2錠服用しました。
個人的な感覚としては、高山病につきものである、
これらの症状が激的に改善されたので、とても有りがたかったです。
逆に副作用として感じたのは、
このへんが気になりました。
最後の「車酔い・食欲減退」は山行の疲れから来るものか、副作用なのかはよくわかりません。
ただ、しばらく頬の筋肉が「無理な愛想笑いを続けた飲み会の帰り」みたいな感じになっていたのが印象的で、「この頬の感じ、久しぶり!」と思いました。
最近「死んだ目をして愛想笑い」や「終わった後に心が死ぬ飲み会」とは無縁な生活を送っているのでこの感覚は新鮮でした。
そんな感想はさておき。
稜線近くの岩稜地帯にへばりつくように咲いたツガザクラにホッとするひととき。
ツガザクラは通常7月から8月に見られるそう。
今年の高山植物シーズンは半月ほど前倒しらしいので、お花目当てで登山する人は頭の隅に入れておくといいかもしれません。
赤岳山頂のすぐ手前の稜線に咲いていた鮮やかな紫色のお花畑にも思わず目を奪われました。 紫の花はオヤマノエンドウで、黄色っぽいのは……不明。
こちらも稜線上より、キバナシャクナゲ。いいねいいね~
今回は見晴らしも良く、急峻だけれども道幅も広い地蔵尾根を経由して登ることにしました。
こちらの寄稿記事(Googleストリートビューの登山道がすごい!0円から始める「妄想登山」のススメ)でも書いていますが、事前のイメトレ(妄想)は万全です。
ちょっと見えづらいのですが、このハシゴ場で一気に高度を稼ぎました。
このあとに出てくるクサリ場に備えてストックをしまい、息を整えます。
下の手前に見えている山小屋が行者小屋で、中山乗越を経た向こうに薄っすら見えるのが赤岳鉱泉です。
8時15分ごろ、地蔵の頭の手前にあるお地蔵様に登山の無事をお願いしました。
ここまでハシゴ場の傾斜はキツかったものの、足場がしっかりしているので、クサリは使わなくてもなんとかなりました。
稜線に出ると急に風が強くなるので、ウィンドシェルやソフトシェルなどを出しておくといいと思います。
地蔵の頭を越えると風力発電機器が建っている「赤岳天望荘」が見えてきました!
海ノ口、野辺山、清里側は雲の下に。
いつも先頭のYさんと赤岳山頂。
今回の山行はプランを立てた私がリーダーらしいので、リーダー権限をふるってYさんにはいつもどおり先行してもらいました。
Yさんのペースメーカーとしての確かさ、そして危機察知ぶりには定評があるのと、もう一人のメンバーSさんや私が先頭だと、吐きそうになるほどのペースで突っ走ってしまうので、ほとんどの場合Yさんに先頭に立ってもらっています。
いつもスミマセン。。
地蔵の頭から赤岳天望荘の稜線にて元気玉集め中のYさん。
8時半ごろ赤岳天望荘着。
硫黄岳~横岳~赤岳~阿弥陀岳縦走の場合はここに泊まるのがちょうどいいと思います。
夕ごはんはバイキング形式で、けっこうおいしいと評判らしいです。
ヘリで物資が届いたばかりのようです。
そういえばこの日は何回もヘリを見ました。
ひとつ気がかりだったのは、硫黄岳周辺で何度もヘリが旋回していたこと。 何だったんだろ?
天望荘で一息つき、赤岳山頂に向けて出発。
途中まで極力クサリを使わないように登っていたものの、クサリを使った方が手っ取り早いと思う場面が二箇所ほどあったので、そこだけがっつり使うことにしました。
しかしクサリに頼りきりすぎると腕の筋肉をすごく使うので、それはそれでめちゃくちゃ疲れます。
急峻なクサリ場。
全体的に足場もしっかりしていて、事前に思っていたほどの高度感はなく、恐怖を感じることもありませんでした。
でも浮石やザレている部分が多いので、落石に対する注意力、集中力は必要です。
赤岳では目立った落石は無かったけれど、硫黄岳で家族連れのお子さんがうっかり小石を落石させて、お父さんがめちゃくちゃ叱っていた場面が脳裏に焼き付いています。
その親子と行き違うとき、我々も落石させないよう、異様に緊張したのはいい思い出です。
万が一落石してしまった場合は「ラーク!」もしくは「ラク!」と叫ぶのが山の鉄則です。
あとヘルメットはあった方が安心かもしれません。
9時15分ごろ。赤岳山頂(2,899m)の赤獄神社についに到着!
ありがたやー。
山頂から赤岳頂上山荘方面。
野辺山・清里側はずーっと雲の下でした。
清里・野辺山方面へ下りる健脚向きの尾根。
県界尾根か真教寺尾根のどっちかです。
雲海の左上には薄っすら富士山が浮かんでいます。見えますかね?
神社がある山頂は岩でゴロゴロしているので、頂上山荘の方に戻ってきました。
一休みするならこっちの方がいいかもしれません。
山頂から頂上山荘方面。私も元気玉を集め中。
本沢温泉、キレット小屋、山びこ山荘と姉妹グループらしい赤岳頂上山荘。
ここに泊まれば、朝の赤岳を一人占めできるかも。
赤岳頂上山荘より。
最初映る雲がかかっているのが阿弥陀岳、つづいて中岳、権現岳、ゴツゴツした赤岳山頂、赤岳頂上山荘全景、野辺山方面にかかる雲海(ここでフラつく)、海ノ口につづく杣添尾根、天望荘方向から昇ってくる人たち、横岳につづく稜線、平べったくてなだらかな硫黄岳、峰の松目、八ヶ岳高原・諏訪湖方面、そして再び阿弥陀岳へ戻ってきます。
赤岳天望荘に戻ってきました。
赤岳山頂はもう雲に飲み込まれそうです。
文三郎尾根は使わずに地蔵尾根ピストンで11時半ごろには、ふたたび行者小屋へ。
昼ぐらいまではもつという予報だったのですが、行者小屋に到着したころにはポツポツと雨が降ってきてしまいました。
行者小屋では、マレーシアカレーやビーフカレーなどカレーの種類がめちゃくちゃ豊富なのに、わりとノーマルなキーマカレーを頼んでしまって少し後悔しましたが、キーマも美味しかったのでよしとします。
ただあまりきれいに撮れなかったので写真はありません。
Yさんが頼んだビーフカレーのビーフは、昨日赤岳鉱泉で食べたステーキの肉そっくりだったとのこと。
なんて贅沢なカレーだ!
午後はずーっと小雨がパラつく天気。
ここまでもってくれたのは何よりですが、前回の雪山トレッキングも最後はこんな感じの小雨が降って洗濯物が増えたな。。。と思い出して少し憂鬱に。
梅雨の晴れ間の登山は帰ってからが厄介なんですよね。
「普通の洗濯物」「メリノウール」「シェル系」と最低でも3回は洗濯機を回さないといけないし、梅雨が続くと全然片付かないし……
そんな思惑もあって、事前に新調していたレインウェアは出さずに、稜線で着ていたソフトシェルを羽織り、行者小屋から初めて通る柳川南沢経由で下ります。
行者小屋では「あとは下るだけだ~」と気楽に構えていたのですが、この柳川南沢の下りが実は今山行で一番大変でした。
今まで地図に記載されている目安タイムの8割ぐらいで順調に登り降りしてきたのが、南沢の下りで初めて2、30分ほど目安をオーバーすることに。
この南沢、大雨で氾濫して川の進路がよく変わるそうで、岩がむき出しの川底のような歩きにくい箇所が非常に多いのです。
雨が降っていたのと、疲れがたまっていたのもあって、予想以上に悪戦苦闘し、 最後は「行きも帰りも南沢は二度と使わないね」とお互いの固い決意を確認し合いました。
今回の山行用に作ったトレイルミックスも記念に載せておきます。
ミックスナッツ、フルグラ、バナナチップス、マーブルチョコが入っていて、本当はこれにしょっぱい系のプリッツェルを入れる予定でしたが、いっぱいすぎて入りませんでした。
バナナとチョコの組み合わせが最高で、プリッツェルは入れなくて正解。
難点はなかなか減らないことですが、遭難したときの緊急食にも使えるので、まあいいでしょう。
家に帰ってから全衣類を一度外干ししたものの、雨に振られたので全部洗いなおし、不本意ながら部屋干しし、3日ぐらいかけてようやく全部の衣類をしまうことができました。
梅雨登山は帰ってからが本番ですね。。
■所要時間・距離(山と高原地図アプリより)
8時間16分/7.6km
※行者小屋、赤岳山頂、天望荘等での休憩含む
■標高差
2,220m(赤岳鉱泉)→2,899m(赤岳山頂)→1,720m(やまのこ村)
■歩数・階数(iPhoneアプリより)
26,472歩/122階
2日目は赤岳鉱泉から行者小屋、地蔵尾根経由で赤岳に登りました。
【2日目 赤岳登山】
- 天空のお花畑がすごい赤岳
- 大パノラマと雲海と富士山が見えた赤岳山頂
- 行者小屋→美濃戸(南沢)下りが山行中一番つらい
- ダイアモックス効果がすごすぎて怖い
- 梅雨登山は家に帰ってからが本番
では2日目の結果報告~
■行者小屋で高山病の気が出始める
2日目の朝は5時に起床。
6時すぎに赤岳鉱泉を出発し、7時前後に行者小屋に到着。
赤岳鉱泉でお願いしておいた、炊き込みおこわと煮染めた魚と漬物などが入ったお弁当を行者小屋前のベンチでいただきました。
が、しかし、ここにきてまた例のアレ(高山病)が出てきて、お弁当にはほとんど手を付けられず。。
実は前日は朝から高山病対策としてダイアモックスを1/2錠、昼に残りの1/2錠を飲んでいたので絶好調でした。
2日目は様子見で服用していなかったのですが、やっぱり効き目が切れたのか、行者小屋に着く頃には絶不調に。
そこでまたダイアモックス1/2錠を投入したところ、気分の悪さは徐々に解消されていきました。
■ダイアモックスの効果(※個人の感想です)
高山病かつ好山病にはありがたいお薬、ダイアモックス様
前回の赤岳鉱泉雪山トレッキングでの不調もあり、今回はダイアモックスを2日間に渡って2錠服用しました。
個人的な感覚としては、高山病につきものである、
- 動悸、息切れ
- 足先・手先など末端のむくみ
- 頭痛
- 吐き気
これらの症状が激的に改善されたので、とても有りがたかったです。
逆に副作用として感じたのは、
- 指先、頬などの軽いしびれ
- 軽いフラつき
- 帰りの車酔い・食欲減退
このへんが気になりました。
最後の「車酔い・食欲減退」は山行の疲れから来るものか、副作用なのかはよくわかりません。
ただ、しばらく頬の筋肉が「無理な愛想笑いを続けた飲み会の帰り」みたいな感じになっていたのが印象的で、「この頬の感じ、久しぶり!」と思いました。
最近「死んだ目をして愛想笑い」や「終わった後に心が死ぬ飲み会」とは無縁な生活を送っているのでこの感覚は新鮮でした。
そんな感想はさておき。
■天空のお花畑がきれい……
稜線近くの岩稜地帯にへばりつくように咲いたツガザクラにホッとするひととき。
ツガザクラは通常7月から8月に見られるそう。
今年の高山植物シーズンは半月ほど前倒しらしいので、お花目当てで登山する人は頭の隅に入れておくといいかもしれません。
赤岳山頂のすぐ手前の稜線に咲いていた鮮やかな紫色のお花畑にも思わず目を奪われました。 紫の花はオヤマノエンドウで、黄色っぽいのは……不明。
こちらも稜線上より、キバナシャクナゲ。いいねいいね~
■妄想登山より高度感は少なかった「地蔵尾根」
今回は見晴らしも良く、急峻だけれども道幅も広い地蔵尾根を経由して登ることにしました。
こちらの寄稿記事(Googleストリートビューの登山道がすごい!0円から始める「妄想登山」のススメ)でも書いていますが、事前のイメトレ(妄想)は万全です。
ちょっと見えづらいのですが、このハシゴ場で一気に高度を稼ぎました。
このあとに出てくるクサリ場に備えてストックをしまい、息を整えます。
下の手前に見えている山小屋が行者小屋で、中山乗越を経た向こうに薄っすら見えるのが赤岳鉱泉です。
8時15分ごろ、地蔵の頭の手前にあるお地蔵様に登山の無事をお願いしました。
ここまでハシゴ場の傾斜はキツかったものの、足場がしっかりしているので、クサリは使わなくてもなんとかなりました。
稜線に出ると急に風が強くなるので、ウィンドシェルやソフトシェルなどを出しておくといいと思います。
地蔵の頭を越えると風力発電機器が建っている「赤岳天望荘」が見えてきました!
海ノ口、野辺山、清里側は雲の下に。
いつも先頭のYさんと赤岳山頂。
今回の山行はプランを立てた私がリーダーらしいので、リーダー権限をふるってYさんにはいつもどおり先行してもらいました。
Yさんのペースメーカーとしての確かさ、そして危機察知ぶりには定評があるのと、もう一人のメンバーSさんや私が先頭だと、吐きそうになるほどのペースで突っ走ってしまうので、ほとんどの場合Yさんに先頭に立ってもらっています。
いつもスミマセン。。
地蔵の頭から赤岳天望荘の稜線にて元気玉集め中のYさん。
8時半ごろ赤岳天望荘着。
硫黄岳~横岳~赤岳~阿弥陀岳縦走の場合はここに泊まるのがちょうどいいと思います。
夕ごはんはバイキング形式で、けっこうおいしいと評判らしいです。
ヘリで物資が届いたばかりのようです。
そういえばこの日は何回もヘリを見ました。
ひとつ気がかりだったのは、硫黄岳周辺で何度もヘリが旋回していたこと。 何だったんだろ?
■赤岳山頂までは落石注意!
途中まで極力クサリを使わないように登っていたものの、クサリを使った方が手っ取り早いと思う場面が二箇所ほどあったので、そこだけがっつり使うことにしました。
しかしクサリに頼りきりすぎると腕の筋肉をすごく使うので、それはそれでめちゃくちゃ疲れます。
急峻なクサリ場。
全体的に足場もしっかりしていて、事前に思っていたほどの高度感はなく、恐怖を感じることもありませんでした。
でも浮石やザレている部分が多いので、落石に対する注意力、集中力は必要です。
赤岳では目立った落石は無かったけれど、硫黄岳で家族連れのお子さんがうっかり小石を落石させて、お父さんがめちゃくちゃ叱っていた場面が脳裏に焼き付いています。
その親子と行き違うとき、我々も落石させないよう、異様に緊張したのはいい思い出です。
万が一落石してしまった場合は「ラーク!」もしくは「ラク!」と叫ぶのが山の鉄則です。
あとヘルメットはあった方が安心かもしれません。
9時15分ごろ。赤岳山頂(2,899m)の赤獄神社についに到着!
ありがたやー。
山頂から赤岳頂上山荘方面。
野辺山・清里側はずーっと雲の下でした。
■雲海の上に富士山みっけ!
清里・野辺山方面へ下りる健脚向きの尾根。
県界尾根か真教寺尾根のどっちかです。
雲海の左上には薄っすら富士山が浮かんでいます。見えますかね?
神社がある山頂は岩でゴロゴロしているので、頂上山荘の方に戻ってきました。
一休みするならこっちの方がいいかもしれません。
山頂から頂上山荘方面。私も元気玉を集め中。
本沢温泉、キレット小屋、山びこ山荘と姉妹グループらしい赤岳頂上山荘。
ここに泊まれば、朝の赤岳を一人占めできるかも。
■赤岳頂上山荘からの360度動画
赤岳頂上山荘より。
最初映る雲がかかっているのが阿弥陀岳、つづいて中岳、権現岳、ゴツゴツした赤岳山頂、赤岳頂上山荘全景、野辺山方面にかかる雲海(ここでフラつく)、海ノ口につづく杣添尾根、天望荘方向から昇ってくる人たち、横岳につづく稜線、平べったくてなだらかな硫黄岳、峰の松目、八ヶ岳高原・諏訪湖方面、そして再び阿弥陀岳へ戻ってきます。
赤岳天望荘に戻ってきました。
赤岳山頂はもう雲に飲み込まれそうです。
文三郎尾根は使わずに地蔵尾根ピストンで11時半ごろには、ふたたび行者小屋へ。
昼ぐらいまではもつという予報だったのですが、行者小屋に到着したころにはポツポツと雨が降ってきてしまいました。
行者小屋では、マレーシアカレーやビーフカレーなどカレーの種類がめちゃくちゃ豊富なのに、わりとノーマルなキーマカレーを頼んでしまって少し後悔しましたが、キーマも美味しかったのでよしとします。
ただあまりきれいに撮れなかったので写真はありません。
Yさんが頼んだビーフカレーのビーフは、昨日赤岳鉱泉で食べたステーキの肉そっくりだったとのこと。
なんて贅沢なカレーだ!
■今山行で一番つらかったのは「行者小屋→柳川南沢下り」
午後はずーっと小雨がパラつく天気。
ここまでもってくれたのは何よりですが、前回の雪山トレッキングも最後はこんな感じの小雨が降って洗濯物が増えたな。。。と思い出して少し憂鬱に。
梅雨の晴れ間の登山は帰ってからが厄介なんですよね。
「普通の洗濯物」「メリノウール」「シェル系」と最低でも3回は洗濯機を回さないといけないし、梅雨が続くと全然片付かないし……
そんな思惑もあって、事前に新調していたレインウェアは出さずに、稜線で着ていたソフトシェルを羽織り、行者小屋から初めて通る柳川南沢経由で下ります。
行者小屋では「あとは下るだけだ~」と気楽に構えていたのですが、この柳川南沢の下りが実は今山行で一番大変でした。
今まで地図に記載されている目安タイムの8割ぐらいで順調に登り降りしてきたのが、南沢の下りで初めて2、30分ほど目安をオーバーすることに。
この南沢、大雨で氾濫して川の進路がよく変わるそうで、岩がむき出しの川底のような歩きにくい箇所が非常に多いのです。
雨が降っていたのと、疲れがたまっていたのもあって、予想以上に悪戦苦闘し、 最後は「行きも帰りも南沢は二度と使わないね」とお互いの固い決意を確認し合いました。
■私のこだわりトレイルミックス
今回の山行用に作ったトレイルミックスも記念に載せておきます。
ミックスナッツ、フルグラ、バナナチップス、マーブルチョコが入っていて、本当はこれにしょっぱい系のプリッツェルを入れる予定でしたが、いっぱいすぎて入りませんでした。
バナナとチョコの組み合わせが最高で、プリッツェルは入れなくて正解。
難点はなかなか減らないことですが、遭難したときの緊急食にも使えるので、まあいいでしょう。
家に帰ってから全衣類を一度外干ししたものの、雨に振られたので全部洗いなおし、不本意ながら部屋干しし、3日ぐらいかけてようやく全部の衣類をしまうことができました。
梅雨登山は帰ってからが本番ですね。。
■2日目のルート
赤岳鉱泉〜行者小屋〜地蔵の頭(地蔵尾根)~赤岳天望荘〜赤岳山頂〜行者小屋(柳川南沢)~やまのこ村■所要時間・距離(山と高原地図アプリより)
8時間16分/7.6km
※行者小屋、赤岳山頂、天望荘等での休憩含む
■標高差
2,220m(赤岳鉱泉)→2,899m(赤岳山頂)→1,720m(やまのこ村)
■歩数・階数(iPhoneアプリより)
26,472歩/122階
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